STAAD.Pro Help

STAAD.Pro V2023

STAAD.Pro 2023に次の主要な機能が追加されました。このドキュメントは、Readmeに記載の改訂履歴ドキュメントを含む、他のすべてのSTAAD.Proヘルプファイルと併せて読む必要があります。

レポート

STAAD.Proのモデル、解析、設計のレポート生成に新規ワークフローが追加されました。レポート内容のより高度な書式設定とフィルター処理が可能になりました。レポートは、PDFだけでなく、Microsoft Officeドキュメントやスプレッドシートにもすばやくエクスポートできます。

レポートの書式設定と内容は、再利用可能なテンプレートとして保存して、他のモデルで再利用したり、組織内の他のユーザーと共有したりできます。

カスタム断面データベース

カスタム形状データベースを追加しやすい新規断面データベース形式が搭載されました。

現在、いくつかの国のデータベースが新しい"標準"データベース形式に対応しています。古い形状データベースは、"レガシ"データベース形式として引き続きサポートされます。

エンクローズドゾーンの荷重タイプ

新しい荷重タイプの定義をSTAAD.Proで使用できます。垂直面荷重を適用するために、メンバーのエンクローズドゾーンを定義できるようになりました。エンクローズドゾーンの開口部を追加することができるほか、エンクローズドゾーン内のどのメンバーが荷重の伝達または領域境界の形成に寄与するかの制御も可能です。

ADINAへのエクスポート

STAAD.ProにはないがADINAにはある解析機能が構造モデルに必要な場合、モデルをADINA INファイルに簡単にエクスポートできるようになりました。

中国コード用の耐震性能設計

GB50017-2017(Ch. 17)コードによる"強い"地震のための鋼構造物の性能設計が利用可能になりました。一般設計モードと性能設計モードの新しいセットがこのワークフローに追加されました。